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イントロダクション

業務アプリケーションについて

皆様ご存知のとおり、企業活動には様々な業務があり、その業務の各シーンにおいて伝票や帳票など様々な情報が発生します。これらの情報は各業務で共有利用され、業務と業務を結びつけたり、集計されて企業の経営方針を決める材料にされたりします。そして、業務シーンの多くでコンピュータが利用されることになります。

業務アプリケーションにはユーザに画面より情報を入力させ、その情報をデータベースに保管する機能が求められます。ここで注目しておいて欲しいことは同じ情報であっても情報の発生業務(情報入力者)と情報の利用業務(情報利用者)は見る画面が異なることです。同じ情報であっても見せ方(切り口)は業務によって 異なるということです。

業務アプリケーションを一から設計するためには、業務(プロセス)と情報(データ)を切り分けて考えなければなりません。ですので、業務分析が終わった時点で、まず最初に業務と業務を結びつけているデータに着目して、データのあるべき姿を純粋に考えたデータベース設計から始めることをオススメします。このようにデータに着目してアプリケーションを設計することをDOA(データ指向アプローチ)といいます。

データベースのおおまかな設計が出来上がったら、次に業務アプリケーションの作成(設計)に移ります。業務アプリケーションではビューとモデルという概念が出てきます。ビューは分かりやすく言うと画面や印刷物のことで、モデルはデータベースより取り出すデータのことです。ビューは業務寄りの設計、モデルはデータベース寄りの設計になり、ビューとモデルを組み合わせていくことで業務アプリケーションが出来上がっていきます。

当サイトで提供している業務アプリケーション用フレームワークでも、ビューとモデルを別々に作成する構造になっており、画面のプログラムからは直接データベースへの問合せは行わないようになっています。

かの昔の業務アプリケーションでは画面のプログラムの中で個別にデータベースからデータにアクセスしていました。そのためデータ設計も業務寄りとなり、自然と単一業務でしか使えないアプリケーションになっていました。今でも表計算ソフトで作ったファイルはその傾向が強く、使いまわしの利かない電子情報が膨らんでいくことは、とてももったいないという気がします。

近年、無料のソフトウェアが増え、業務アプリケーションも自分で作れば無料という時代がやってきたので、この機会に「業務アプリケーションの自作」に挑戦されてみてはいかがでしょうか?