イントロダクション
プログラミングは一見難しそうに見えますが、プログラミング自体はそれほど難しくありません。実生活の中で何かのする時に「あーして、こーして、こうやって・・・」と段取りを組むことはたくさんあると思いますが、その際に「日本語で組んだ段取り」をそのままコンピュータが理解できるプログラミング言語に通訳することがプログラミングです。
そしてプログラミング言語の文法は日本人が英語を覚えることよりもはるかに簡単です。本当に難しいのは「決まりきったことしかできないコンピュータのために曖昧さのない正しい段取りを組む」ことですので、物事の段取りをきちんと組める方ならアプリケーションの作成はできます。
まず最初に簡単な用語説明をしておきます。
それぞれの用語は以降のページで詳細な説明は後々出てきますので、まずはざっと読み流して下さい。
ソースコード | プログラムの動作を記述するためにプログラミング言語によって作られたテキスト群のことです。 |
コマンド(命令文) | コンピュータに基本的な規定の動作を実行させる構文です。 |
制御文 | プログラムの流れを示す構文です。 |
コメント文 | ソースコード(プログラム)内にコメント(説明書き)を残しておく構文です。 |
変数 | プログラム内で値を格納するための器のことです。。 |
型 | 変数の形式(整数型や文字型、日付型など値を格納するための器の形)のことです。関数(後述)の戻り値や引数にも型があります。 |
宣言文 | 変数や関数、サブルーチン(後述)の存在や型を記述する構文です。 |
代入文 | 変数に値を代入するための構文です。 |
リテラル | ソースコード(プログラム)内で直接記述する値のことです。数値リテラル、文字リテラルなどがあります。 |
関数 | 特定のパラメータ(引数)を渡すと、パラメータに基づいて一定の動作を実行し、一意の値(戻り値)を返すように記述されたプログラムのことです。ただし戻り値のない関数もあります。戻り値のない関数をサブルーチンと呼ぶことがあります。 |
引数 | サブルーチンや関数の動作を決定するために呼び出し時に渡される変数です。 |
スコープ | 宣言した変数やサブルーチン、関数の有効範囲のことです。 |
予約語 | コマンドや制御文、型の名称等、プログラミング言語によって使い方が既に決まっている単語のことです。変数や関数、サブルーチンの名称は基本的には自由につけることができますが、予約語を使用することはできません。 |
ステートメント | 命令文、制御文、宣言文、代入文、コメント文等の1文のことです。 |
バグ | プログラムミスのことです。 |
デバッグ | プログラムミスの原因を調べてソースコードを訂正することです。 |